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コラム

VOL. 02 種子に水を与える

Vol.2 種子に水を与える
Inspirational Messeges from the Oneness
 

ワンネスからのメッセージ channeling、ライティング Rev.REMI

『愛、平和、幸福、意識は、内側から実現されるものです。
スピリチュアリティ(霊性)は皆が持ちあわせている種子のようものです。誰でも花を咲かせる可能性の種子を持っています。しかし、誰でも、どこに埋もれているのか分からない種子が、いつか芽を出すことを信じて水をやり続ける忍耐が必要な時期も経験します。

 

なかなか芽が地表に出てこないように思え、すべてが意味なく思えることもあるかもしれません。発芽したばかりの芽は、嵐をよけるために囲いを作って守ってやらなければいけないこともあるでしょう。せっかく出た芽を踏まれそうになることもあるかもしれませんし、思ったように育たないように思えて、忍耐が試されることもあるかもしれません。せっかく芽が出たものの、他の苗の成長と自分の苗を比べて一喜一憂したり、日陰だから育たないのかもしれない、土にも栄養が足りないのだ、水をやるのも疲れた・・・どうしてうまく行かないのだろうと落ち込むこともあるかもしれません。

 

 

で も、本当のところは、水をやり始めれば、種子は土や気温の変化を感じ、光の気配を、環境が整ったことを感じて、自らを表出する機会を求めるものです。もっと光をと、種子は明るい世界を求めて暗くとも滋養に満ちた土のなかを昇ります。スピリットのあなたはかすかな地中の変化に応じ、辛抱強く、愛情深く、光をあてつづけ、水をやり続けます。

 

種子は、たとえ今回水を与えてやらないからといって、なくなりもしないし死に絶えるわけでもありません。次にそうしてもらえるまで、人生の適切な時期まで希望のなかに眠りつづけ、いつか求められ、現れる機会を待つのです。

 

ゆっくりと種子が育ち、地中深く根を張りながら、枝を伸ばし、葉を茂らせ、樹はすこしずつ着実に成長していきます。春になれば新しいやわらかな葉が、たくさんの光を浴びて、幹に栄養を送ります。ちょうど、ひとつひとつの経験が、魂の滋養となり、集合的な経験の蓄積となっていくように。秋がくると葉は美しく色づき、役割を終えるとともに枝を離れ、甘い香りを放ちながら地に戻ります。土を豊かにし、その土はまたその樹に栄養を送り、次の季節にはまたあらたな体験がやってきます。

 

やがて大樹となったあなたには、ふと内側に入れば、外側の環境がどうあれ、身を寄せる木陰があり、いつでもそのふもとに憩い、楽しむことができます。樹が成長するにしたがって、あなたのまわりの人々も、ふとその木陰に憩う時間を楽しんだり、雨宿りをするようになるでしょう。行きかう人々を眺めながら、その旅路の一瞬に関わり、また喜びのうちに、楽しむようになるでしょう。

 

そしてある日あなたは、その樹に美しい花が咲いていることに気づきます。種子であったものがいつしか大樹となり、ついに花を咲かせたことを、その努力と勤労の結果を心から楽しみ、感謝し、蜂や、蝶や、鳥たちとともに、豊かさを心から祝うことでしょう。

 

花が終われば、実ができて、その実はまたいつかどこかで種子として蒔かれ世話されることでしょう。それを分かち合いたいと思うなら、そうすることもできます。そうしてあなたは永遠に枝葉を茂らせ、花を咲かせ、豊かな実を実らせる生命の大樹となるのです。』

<Uploaded:.2008.11.22 『種子に水を与える(2006)』 REMI>

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