10年後も信頼される
国際認定スピリチュアリストの
教育専門家 叶 礼美(かないれみ)です。
パーキンソン病の男性の例
今回から前後編で、ある男性の<スピリチュアル・レッスン>についてお話しますね。
スイスでの個人セッションに、経営者のA氏と、その娘さんがいらっしゃいました。
スイスの景色(2016年撮影)
当初、A氏は「娘の仕事について相談したいので、リーディングカウンセリングを受けたい」ということと
ご自身の「病気(パーキンソン病)の治療に精神的なアプローチを取り入れ始めたが、その方向であっているかを確認したい」とのことでした。
日頃、学校教師をしている娘さんの、キャリアの方向性、将来、人生の使命についてのリーディングや、職場の人間関係についてのアドバイスなどをお話しました。
そして、A氏の病気についての質問に移りました。質問は「パーキンソン病の症状が進むスピードを少しでも遅らせるために、精神的なアプローチを取り入れたが、それでよいのかどうか。私は正しい方向へ向かっているかを聴きたい」とのことでしたので、
方向性はとてもいいが、感情が癒されること、思考や価値観の変化を促すようなプロセスが含まれているなら、より役立つだろう、とガイドが言っていることをお伝えしました。
ですが、このリーディングとアドバイスが、ものの15分くらいで終わってしまいました。
「ほかにご質問はありませんか?」と伺っても、「聞きたいことには全てお答えいただきました。満足です。他に聞きたいこと…思い浮かばないです」と仰るのです。
私は、スピリットガイドからの<A氏ご自身の状況に対して時間を割く必要がある>という必要性を強烈に感じました。むしろこちらがメインの問題というわけです。
そこでA氏に、「パーキンソン病を治療するために生まれた、クリスタルアキュパンクチャー・テラグラムセラピー」を受けてみませんか?と提案をしたのです。
パーキンソン病治療の過程で生まれたセラピーを提案
このテラグラムセラピーは、もともと、イギリスで有名な霊媒であったころのマーガレット・ロジャース・ヴァンクープス博士が、35歳でパーキンソン病を発症し、
一度は「臨床的な死」を迎えたものの、あちらの世界から「生き帰り」、高次の存在からセラピーを直接教授され、病を自分で治療したことにより、創始されたセラピーです。
このセラピーは、セラピー専用のカットを施した天然石を用いて、経絡(気のネットワーク)、経穴(ツボ)、チャクラ(人体にあるエネルギーの渦)を施術していくことで、肉体・感情・思考・霊性の全レベルに、スピーディで素晴らしい変化を引き起こします。
フィンランド・ヘルシンキでのセラピーのデモンストレーション
しかも、イギリスでは保険が適用される療法です。
私自身は、このセラピーも含め講座をお教えするスクール・聖職者・学長の資格を2008年に取得し、
2009年から毎年、日本、
2013年からフィンランド、
2015年からスイスで、
セラピスト養成講座を開講してきました。
2015年3月にご縁をいただき、ある学会でこのセラピーのワークショップを行ったところ、ご参加いただいた科学者や医師の方々も関心をお持ちくださり、医師主宰の勉強会や、デモンストレーション、個人施術などさせていただいています。
症状を遅らせることができたとしても、有効な治療法がないといわれる難病、パーキンソン病。
なんといっても、そのパーキンソン病を治療する過程で生まれたセラピーでしたので、
A氏に許可をいただければ、セラピーを試してみる価値が十分あると思えました。
そんなわけで、
「よければ、娘さんのセッションも終わったことですし、せっかくなので残りの45分、パーキンソン病を治療する過程で生まれたこのセラピーを試してみませんか?」
とお話しました。
「勿論、治るとお約束はできません。でも、きっとよい体験になるはずです」
とお話しながら。
いつもこのセラピーは、素晴らしい結果をもたらしてくれるのですが・・・
・・・またしても、結果は驚くべきものでした。
病は失敗?それとも罰?
パーキンソン病では、
手足がふるえる(振戦)
動きが遅くなる(無動)
筋肉が硬くなる(固縮)
体のバランスが悪くなる(姿勢反射障害)など
といった症状が見られます。
A氏にも、ふるえ、動きの緩慢さ、歩きにくさ、硬くなって無表情に見えるなど、特有の症状がみられました。
セラピールームに娘さんと入ってもらい、セラピーベッドに横になっていただいて、体の「チャクラ」の上にメノウという天然石をセラピー用に加工したものを、載せていきました。
そして体中のエネルギーネットワークである「経絡」のポイント、その経絡上にある「経穴(ツボ)」を、セラピー用にカットした天然石で、刺激していきました。(クリスタルアキュパンクチャーとは、クリスタルを使った鍼療法です)。
このセラピーの施術中、私たちセラピストはクライアントの状況をリーディングしながら、問題や状態を解消・改善する糸口となる情報を、「サイキックセンス」「スピリチュアル意識」をつかって受け取り、相手に伝えていきます。
このときは、施術中、以下の情報が降りてきたので、A氏にお伝えしながら施術を続けました。
「Aさん、あなたは生涯を通じて、常に与えようとしてこられた方ですね。あなたのハートからは尽きない愛があふれています。若いころからずっと、愛を与えたいという気持ちを持ち続けてこられたのだと思います」と話をしていくと、
無口で無表情がちに見えるA氏の目から、大粒の涙が何度となく流れ落ちてきました。
そして、
少年のころからずっと持ち続けてきた慈善事業への燃えるような情熱、
起業し成功してから、途上国への経済支援を続けてこられたことなどを、ぽつりぽつりと話してくださいました。
A氏はそれでなくてもとても無口な方で、ご自身のことをほとんど話さない方です。ので、私のほうでは特にA氏から話を聞いていたわけではありません。
が、そうとはおっしゃっていなかったものの、パーキンソン病を発症したことで
「自分の人生で何か間違ったことをしたのだろうか?」
「間違いを犯したから、病気になったのだろうか。その罰なのだろうか」
と、苦悶しておられるように感じられました。
そのような考え方をすることで、病気そのものだけでなく、病気を「罪の結果・罰」と捉え、自分を責める思考によって二重に苦しんでいらっしゃるようである、と感じられました。
次回の後編では、A氏に、スピリットガイドと共に私がお伝えしたメッセージをシェアするとともに、A氏の<スピリチュアル・レッスン>の内容をご説明しますね。
ぜひ後編もこちらからご覧くださいね。
今回も当ブログをお読みくださり、ありがとうございます。
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