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その他

怒りが呼ぶ頭痛 感情と身体は繋がっている

国際スピリチュアリスト教育の専門家  叶礼美です。

 

 

感情の解放については、すでにご紹介いたしました。

よろしければ『エルサのレット・イット・ゴーが示す大解放』もあわせてお読みくださいね。

 

今回はからだの解放や浄化について、解説していきますね。

 

解放・浄化の種類について

普段の日常を超えた、スピリチュアリティに意識を向け始めると、さまざまな変化が起こり始める・・・ということを、どこかで聞いたことがありますか?

 

「スピリチュアリティ」

「魂」

「サイキック」

「チャネリング」

「エネルギーヒーリング」

 

といった、日常的・物理的な世界を超えた 「本質の自己」「超物理的なエネルギーレベルの世界」に意識を向け始めると、

「人生が好転し始める」「上昇スパイラルに乗る」と言われます。

 

このような上昇していくプロセス過程において、よく体験される「解放・浄化」についてお話していきますね。

 

 

 

人間は、4つの側面で成り立っている多次元的な存在です。

 

1・肉体(からだ)

 

2・感情(こころ)

 

3・精神(あたま)

 

4・霊性(たましい)

 

解放・浄化とは、この4つの側面すべてにおいて起こりえます。

 

私たちが生きていくうえで、全ての面でバランスがとれていれば、理想的ですよね。

 

ですが、前のいくつかの号でお話してきたように、現実には常にエネルギーがダイナミックに動いているわけですので、バランスは常に変化し、崩れ、その崩れを立て直してバランスを取り戻そうと、無意識のうちにも活動しているわけなのです。

 

バランスを取り戻すために、重すぎる・負担になりすぎる荷物を下ろす、デトックスするという作業が、解放・浄化なんですね。

 

 

さて、

 

私たちは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚などの感覚や、筋肉―細胞―神経の活動の記憶など、あらゆる種類の記憶を貯めています。

 

記憶には大きくわけて3つの性質があります。

 

・  ・  ・  ・  ・  ・

 

(+)肯定的―プラスの体験・快い感情が紐づいた記憶

 

(-)否定的―マイナスの体験・不快な感情が紐づいた記憶

 

(□)中立的―ニュートラルな記憶

 

・  ・  ・  ・  ・  ・

 

(+)肯定的と、(□)中立的な記憶については、通常は問題になりません。

 

例えばヒーリングやカウンセリングの現場で「解放・浄化」というときに、何を解放・浄化するかというと、問題の原因となっている、

 

(-)否定的―マイナスの体験・不快な感情が紐づいた記憶(記憶-痛み、焦り、苦しみ、緊張、ショック、悲しみ、怒りなどの感情からくる体の反応)など

 

なんですね。

 

たとえば・・・

 

<肉体面の解放の実例>

 

◇頭痛や熱

◇震え、痛み

◇突然ひどい風邪をひく

◇過去に痛めた箇所が痛くなる

◇過去の症状・状態がぶり返す

◇具体的な理由がない痛みなど

 

など。

 

これらは、私たちのもつ記憶の奥から、手放すべき・解放・浄化される必要のあるテーマや課題が「浮上」してきているということ。

 

深いところに潜在的に埋もれていた記憶が、表面に浮かび上がってくる、というイメージですね。

 

そして、「浮上」してきた否定的な記憶や反応を「解放」するということになるんですね。

 

「解放」-怒りの解放で頭痛から解放されたSさん

 

 

 

 

幼少期の怒りを解放して頭痛が解決したSさんの実例です。

 

<Sさんの実例>

・頭痛を繰り返している。決まって職場の同僚や上司が思い通りに動いてくれないとき、怒りや苛立ちを感じる。そのことについて考え始めると、頭痛が始まることが多い。

 

→いろいろ調べてみても理由や原因が見当たらない。薬を飲んでもなおらない。解決方法を探す中で、ふと、昔から親や兄姉と意見が合わず、怒りを感じていたことが多かったことを思い出す。そのたびに、ぐるぐると考えをめぐらせては、頭が重くなり、ついに痛みを感じる傾向があった。

 

なぜわかってくれないのだろう、こうしてくれたらいいのに、と普段から怒りを感じていた、と思ったが、本当はずっと悲しかったこと、寂しかった気持ちを思い出して、涙が出る。

 

泣いていると、頭痛は一度かなり強まった。しばらくして気持ちがすっきりするとともに、頭痛がすうっと消えた。

 

同僚への怒りやいらだちは、子供のころから繰り返していた、姉や親に対する怒りやいらだちと同じであったことに気づく。

 

これまでの

 

「思い通りにならない=怒り」

 

というパターンが、不快な状況を生み出し、頭痛を生み出していたことに気づく。この不毛で不快なコミュニケーションのパターンを、意識して変化させたほうがよいと気づく。

子供の頃はたしかにそのようなことがあった。が、今の自分は成長して大人だ。うまく自分を表現できずいら立っていた子供時代から、大人になった自分は、自分の見方、態度、言葉を変えることで、同僚とも上司とももっとうまくやれるかもしれない。

 

そうして、自分の感じていること、考えていることを、言葉で表現するように心がける。相手の感じていることや、考えていることも、もっと説明してもらうように促したところ、相手と自分の間に起きていたズレやギャップが少しずつ解消されてきた。

 

すると、いらだちを感じることも、怒りを感じることも、減っていった。怒りを感じることが減り、今では頭痛に悩まされることはなくなった。

 

 

頭痛の原因をエネルギーとして分解すると

さて、このSさんの<頭痛>から、スピリチュアルヒーラー、クレアボイヤント、クレアオーディエント、クレアセンティエントなどが、どのように情報を読み取るのかを解説します。

 

Sさんの事例を、さまざまな角度からみてみましょう!

 

〇子供の頃からの怒りを原因となっていた頭痛

 

エネルギーという視点から見ると

 

怒りや価値判断、不快で否定的なエネルギーが渦を巻いて、頭の中でモヤモヤしながらとどまっている。

 

1、クレアボヤント(透視能力者)がSさんの頭の周りのエネルギーを<視覚的>に捉えると…

 

頭から煙が出ているのが見える。その煙をよく見つめてみると、トゲトゲしたり渦巻いたり、時には職場、時には家庭での場面や、怒りやイライラを感じているSさんや周りの人のイメージが重なって見える。

 

2、クレアオーディエント(透聴能力者)が頭の周りのエネルギーを<聴覚的>に捉えると…

 

Sさんの、怒りを含んだ会話の断片や言葉、考えが思い浮かぶ。「なんで分かってくれないの」「こうしてくださいって何度も何度も言ったのに」といった言葉が頭の中で聞こえてくる感覚。

 

3、クレアセンティエント(超体感覚能力者)またはヒーラーが頭の周りのエネルギーを<超体感覚>として感じると…

 

手のひらをSさんの頭の近くにかざすと、頭からもやもやトゲトゲしたエネルギーを感じる。怒りを感じて批判する感覚を思い出す。

 

※通常、否定的なエネルギーは「熱い」煙が噴き出しているように感じられますが、怒りが強い場合、クレアセンティエント/ヒーラー側の手のひらに、チリチリと痛みを感じることもある。

 

また、軽く頭にも痛みを思い出させるような疼きを感じ、このもやもやトゲトゲしたエネルギーがSさんに頭痛を引き起こしていることを感じ取る。

 

・  ・  ・  ・  ・

 

 

いかがでしょうか?

 

前の段落で、Sさん自身の解放・浄化プロセスを解説し、この段落で、「各サイキックセンスを使って、Sさんの頭痛をどのように知覚するか、どんな情報を得られるものなのか」を、ごくシンプルな形ですが分解して説明してみました。

 

 

※1

「解放」の際には、頭痛だけでなくlありとあらゆる現象が出てきます。体はいろいろな状態や症状を通して「ここに改善を要する何かがあるよ。バランスを取り戻してほしいよ」ということを教えてくれています。

 

※2

症状がすでに病気にまで至っている場合もあります。例えば今回の事例を読んで頭痛は「必ず心の問題」などと決めつけないで、気になる場合は病院に行ってくださいね。

 

 

たとえ最初はケガや心の問題がきっかけになった場合でも、解決されないまま症状から発展していれば、診断や処置を必要とする場合もあるわけですから。

 

でも、病気に発展している場合は、それだけ長い間解決されてこなかったということなので、根本的な解決のためには、「解放・浄化」はやはり必要になるでしょう。

 

というわけで、上昇プロセスで起きてくるからだの痛み(今回は頭痛)について、原因を探り「解放」することで痛みは治まるということ、

そしてエネルギーという視点からの理解というテーマでお話いたしました。

 

 

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