国際スピリチュアリスト教育の専門家 叶礼美です。
その人、本当に見かけ通り?
何やら、不穏なタイトルですが…
不穏なのは、タイトルだけです。
昨日、人は家庭や社会や環境に適応するプロセスで、性格や役割や観念などを身につけ、人格を発展させていく、ということをお話しました。
誰でも、人生の最初で出会うことになる家族や家庭内の関係性から「特徴的なパーソナリティ(人格)」が影響を受け形成されます。
人の普段の振る舞いというものは、成長する過程で、その人が演じ、身に着けてきた「役割の延長」「関係性からくる必要性」なのかもしれない、と考えてみましょう。
というのも、人の外見や表面的な振る舞いと本当の姿、つまり表面と本質との間には、大きな大きなギャップがあることが多いからなのです。
肉体や表面的な言動は、思ったように見せかけることができても、エネルギー・バイブレーションというのはウソをつかない(つけない)のです。
スピリチュアルなレベルでリーディングをすると、表面と本質の違いというものが、ちゃんと現れてくるのです。
といっても、怖がらないでくださいね。(笑)何か嫌~なことを暴露しよう、というわけではないんです。
本質は、見かけと違うんだよ。
(星の王子様ふう)
ということを、お伝えしたいんですね。
そのために興味深いケースをご紹介します。
数年前、ある女性クライアントがセッションにいらっしゃいました。
その方は最初、「自分は職場で怖いと思われていて、上司に対してもいつも”このくそオヤジー!!”とケンカ腰になってしまうんですよね」とを教えてくれました。
興味深いことに、個人セッション中にスピリットガイドが見せてくれたのは、
イタリアの小さな村の教会で一人静かに座り、祈りを捧げる尼僧のビジョンでした。
彼女はその転生で、祈りを捧げながら、神とともに在る静謐さに心が満たされた一生を送ったようでした。
そして今世に、平和に満ちた、静かな祈りの体験をしっかりと組み込んできていたのです。
セッション中「シエナ」という地名が出てきたので、ビジョンとともにそれをお伝えすると、彼女はイタリアに留学した際、シエナも訪れており、
滞在中なんども教会を訪れて一人静かにただ座っているのが好きだった、そうしているととても落ち着けたのだ、と教えてくれました。
先に話してくれた「くそオヤジ!」と上司に怒鳴ることもあるという彼女でしたが、
家族のなかで背負ってきた役割や歴史、環境が、彼女がそれらの困難なプロセスを切り抜け、自分を護ることができるよう、”強い” ”男性的な”パーソナリティを形作ってきたのでした。
個人セッションにいらしたのは、そのサイクルが変わったとき。本来組み込んできた”内なる平和” ”本当の自分自身”を思い出し、自分らしくいながら、心安らかに安定する、という課題に変化し始めたときでした。
ちなみに彼女はセッションを受けた翌日に職場で、「エステでもいったの?」と何人にも聞かれたそうです。
それだけ、”くさくさ”していたエネルギーが、”キラキラ”に変化したというわけです。
くそオヤジ!の背後には、静かな祈りの姿があったのですね。
人は、外見や表面的な振る舞いからは、うかがい知れない本質の輝きを持ち合わせているもの。
それが分かると、何がその輝きを曇らせているものなのか、も分かってきます。
苦手な人、ちょっと理解できない人を見つけたら、思い出してください。
今日は、その人の「表面」でなく、全く違う「本質」を持つかもしれない人として。あるいは、ご自分に自信がもてなかったり、好きになれないとき。
あなたが思っているのとは、全く違う本質があるのかもしれない、ということを思い出してみてくださいね。
見方が変わると、接し方が変わります。すると、相手や自分の態度や行動が変わります。
かくして現実が変わります。
あの人は、本当は光輝く素質をもっていて、その素質にまだ気づいていないだけかもしれない。もしくは、あと少しで、開花しようとしているのかもしれない。
開花するときというのが、必ず誰にも訪れるんですね。
大丈夫。必ず、来ます。
なぜなら、種子は本質そのものであるから。種子が育ち、生まれもった姿を開花させればよいだけなのですから。本質はどこにも逃げません。
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