国際スピリチュアリスト教育の専門家 叶礼美です。
本日は、小さな世界のお話をいたしますね。
といっても、ディズニーの有名な「小さな世界(イッツ・ア・スモールワールド)」の話ではなく・・・。
今回は「粒子」と表現していますが、もしかしたら「素粒子」、「原子」、「分子」のほうが分かりやすい方がいらっしゃるかもしれませんね。
いずれにしても、小さな小さな粒をイメージしてみてください。
見えないはずの粒子が見える
20歳のときの、英国で最も美しい建物の一つと言われる「グロスター大聖堂の、白い回廊」での神秘体験のあと、それまでに体験したことのなかった様々な体験をするようになっていました。
その「様々な体験」の一つは、ある日、見えないはずの分子が見えた、という体験です。今回はそのエピソードをご紹介しますね。
私のお気に入りの過ごし方は、やらなくてはいけないことがなければ、自然の多いところでピクニックしたり、公園の芝生の上で過ごしたり、何キロも歩くことでした。
ある湿度の高い、初夏の日。
私は学校の中庭のお気に入りの「ユリノキ」の大木のふもとに座っていました。たしか授業と授業の合間だったと思います。
芝生に座ってぼーっとしていると、体の周り、空気中に、高速で回転する微粒子のようなものが見えてきました。
ん??
このすごい速さで、飛んでいる透明の細かい粒子のようなものは何だろう?
普段、呼吸している空気は、どうなっているのだろう??
自分を粒子ほどの大きさに縮小して考えてみると…。
私がある粒子を「えい!」と押すと、ほかの粒子が動かされ、弾かれてしまうのか?
それとも空間には空きスペースが十分あって、一つの粒子を押しても、ほかの粒子にぶつかることはないのか?
空間に粒子が存在しない空きがあるとすれば、そこは真空なのか?
考えれば考えるほど、わからなくなりました。
そこで、さてどうしたものか。と思ったとき、環境経済の授業を担当されている先生の顔が思い浮かびました。
そこで、先生の研究室へお邪魔して、
粒子同士がぶつかりあえるほど空間にはスペースがあるのか、
大気の中に連続的に真空が存在するのかどうか、
そして大気中には真空ができては消えているのか…?
という素朴な疑問をぶつけてみたのです。
見えなくても存在するエネルギーの世界
伺ったときにちょうど先生が在室されていて、こんなことを教えてくれました。
「空気は完全な密度の状態ではなく、分子は常に速い速度で飛び回っている。だからある一つの分子を押してそれがたちまちほかの分子を動かすわけではない。しかし高速で飛び回っているため、頻繁にぶつかり合っている。」
古典的な意味では物質がなければ、何もないということになったかもしれないが、実際は、たとえそこに分子がなくてもエネルギーが働く「場」であれば、そこは厳密な意味で真空とは言わない、ということも。
そして先生がおっしゃいました。
「面白い質問をするねえ。そんなことにも興味を持っているとは。僕は経済学を専攻する前は、素粒子を専攻してたんだよ」と。(なんと、それから何年もたった後に聞いた話ですが、こちらの先生は、ノーベル賞を受賞された先生の研究室にいらしたそうでした…!驚きです。)
「真空」「粒子」「高速」というテーマについて、先生に質問させていただいたのは、ドンピシャリな選択でした。
本当は「体の周りを飛んでいる分子的なものが何なのか」知りたかったのですが、
それについてはきっと答えはみつからないと感じていたので、真空と空気中の分子について質問させていただきました。
20年以上前のことなので、正確には覚えていませんが、時間がたつと物質に変化が訪れるか、時間と物質の関係は、といったことも質問させていただいたのを記憶しています。
本当に知りたかったこと
でも本当は、体の周りを飛びかっているこの分子というのか、微細な粒子みたいなものは何ですか?
ということを、一番聞きたかったんですね。
私が見ているのは、いったい何なのだろう?
今はそれが、
人間の肉体の周りを取り巻いて高速で動いている(放射している)微細体(微細なエネルギーの体)
と理解しています。でも、その当時はもちろん知りませんでした。
そして、そのころから「この世界の背後にある見えない”理(ことわり)”を知りたい」と思っていましたが、
このように見えないエネルギーが見えた体験は、
私たちがどのような存在で、何のためにここにいて、そのあとどこへ行くのか。この見えていない次元の世界とはいったい何なのか?
という疑問に繋がり、ワンネス・スピリチュアリティの探究へと繋がっていくんですね。
本当に、人生に無駄なことは起こらないなあと思います。
その当時は「いったい何のために?」と思うような体験が、皆様にもきっと少なからずあるのではないでしょうか。
でもその疑問や問い、数々の「??」が、霧が晴れるように「だからそうだったのか!!!」になる時が、いつか来ます。
というか、人は「答えを探す」んですね。そして往々にして、その問いと答えは、人生の目的へとつながっているのだということに、気づきました。
もし、あなたが、不思議な体験をなさったり、人生で経験してきたこと、疑問や問いに対して、これまで納得のいく答えや説明が得られなかった…ということがあったら、
是非何かの機会に、聞きにいらしてくださいね。
きっと、お答えできると思います。
これまで、3000人以上の方のあらゆる領域の問い-見える世界・見えない世界-にお答えしてきまして、
本当に多くの方々に
「本当に知りたいことを知ることができた!」「40年疑問に思っていたことへの答えが得られた!」「初めて説明してもらえた」「納得がいった」というお声をいただいています。
フィンランドでのイベントの様子(2015年)
あなたがこのブログをご覧くださっているのも、「疑問を解く」「答えを得る」ためかもしれませんね。
これまでの少なからぬ経験から言えるのは、「抱きつづけてきた想いや問いというのは、今世生まれてきた目的へとつながっている」ケースが往々にしてあるということ。
「何故、人は病気になるのだろう」
「どうしたら解決できるのだろう」
「宇宙はどうなっているんだろう」
「何故あんな体験をしたんだろう」
そうして行動を起こすと、しかるべき答えへと、しかるべき人へと、人生で探求すべき目的へと「引き寄せ」られていきます。
「求めよ。さらば与えられん」
は、本当。
そのために起きた体験だったのだ、と、近い未来のあなたは、理解されて、人生について深く納得し、微笑んでいらっしゃるのだと思います。
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