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国内での活動

学会にて発表「現代への処方箋」|国際生命情報科学会@千葉大学けやき会館

国際生命情報科学会にて、発表をいたしました

3月25日土曜日、医師や科学者の先生方が研究発表をされる国際生命情報科学会という学会で、急遽、機会をいただき、一般発表の部門でお話させていただきました。テーマは「現代への処方箋 スピリチュアリティとワンネス思想」です。

現代への処方箋 スピリチュアリティとワンネス思想 叶礼美

 

物質的な価値至上主義から、生命優先の価値観へのシフト

現代のさまざまな問題の根本原因はどこにあるのでしょう。私は「生命より物質的価値を優先させること」と考えます。教育、食糧、農業、商業、工業、医療、科学、環境、経済、政治のあらゆる分野で、生命よりも経済的利益を追求するあまり第一に守られるべき生命が犠牲になっています。物質的価値至上主義がひきおこしている弊害ならば、解決の道は生命を第一の価値とすることにあるのではないでしょうか。つまり物質的価値へと傾きすぎた世界から、生命第一の価値観へシフトしていくことです。

 

スピリチュアリティとは

わたしたち人類の本質は霊魂であり、超物質的(物質を超えた=メタフィジカル)です。霊魂が地上で肉体に宿り人としての生を生きています。人の肉体には寿命という制限があり、その死をもって終わります。それゆえ地上での生は一時的で、霊魂にもどり天上に存在し続ける生は、永遠であり不滅ということになります。人はそのように「物質的存在であり意識的存在」「死すべき人間であり不滅の霊魂」というように異なる二つの性質をあわせもつ存在です。これがスピリチュアリティ(霊性)の意味するところです。スピリチュアリティは人間観・死生観を扱い、ミクロ的な視点といえます。

 

ワンネスとは

それにたいして、ワンネス(一体性)とは宇宙の原理を概念的に説明するものです。一つの源から分かれて創造されたあらゆるものがつながっている。部分は全体を構成しているので、創り出された世界はその総体の意識によって変わりうるということ。上に挙げたミクロ視点のスピリチュアリティに対し、ワンネスは「この世界を生じさせている宇宙の構造(霊的階層世界)全体」ということになり、マクロ的な視点といえます。

 

スピリチュアリティもワンネスも、物質や形を超えた「メタフィジカルな本質」を指します。本質回帰の道のりにいる我々は、元戻りになるのでなく螺旋をえがいて成長・上昇し、つぎの意識段階へ進化する。混沌とした現代に、明かりがともされるようにひとりふたりと仲間が集まり、進化・統合された人類の新しい時代が拓かれつつあるように思います。そのような活動についてお話いたします。

 

 先生方からたくさんの興味深い質問をいただき、先生方や参加者の皆さまの関心の高さ、直観や感覚の鋭敏さ、深さを実感いたしまして、嬉しく、光栄なことでした。これからも、ご縁を大切に、精進してまいりたいとおもいます。

 

また、この回は、帯津良一先生の88歳の米寿のお祝いの回でもありました。帯津良一先生、おめでとうございます。

 

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