私が生まれ育った家庭での壮絶な経験は、その経験をした当時より、自分が子育てをする立場になってからの方が、私を苦しめました。
自然科学系の博士号を持ち、国際学会での表彰経験もある私は、数年前まで全くスピリチュアルに関心がありませんでしたが、苦しい現実と、別の分野の学びの探究が、私をここに導き、不思議な経験をさせました。幼き日、母は私を置いて出て行ったのですが、その原因は、この講座のワークの中で、私が彼女に光を注いだことでした。より壮絶になりうる現実を知りながら、私は蒸発しようとする彼女を送り出したのです。
その光は母を解放しただけでなく、私の頑固な思い込みを崩し、世界の見え方を変えていきました。オセロで言えば、黒い面だけを見続けてきたあるとき、一枚をひっくり返すとその構造がわかり、全てを白い面に返せるようになったという感じです。
人物にも出来事にも、あらゆるものに白黒両面があります。いま黒にしか見えていなくても、認めることで必ず白い面が現れます。白い面をどんどん増やし、光り輝く世界にしていきましょう!
[4期集中講座 アシスト賞受賞]
代表 叶礼美よりメッセージ
自然科学系の博士号をもち、国際学会で表彰経験もあるかよさんは、剣道の達人でもおられます。それだけでも驚いてしまいますが、かよさんは非常に優秀な男性優位の家庭に唯一の女の子として生まれ、過酷な環境で成長されてこられました。さらにお母様との別離と女性の不在。与えた影響はどれだけのものかと思うのですが、悔しさや辛さを力に換えて日々ご自身を奮い立たせてこられたのだと思います。スピリチュアリストやカウンセラー、セラピスト、ヒーラーの方々には過酷な試練によって鍛えられてきた方がとても多いのですが、かよさんにも、心から大変でしたねおつかれさまでしたね、と言いたい気持ちです。
かよさんのスピリットとしての今世のテーマは、大いなる愛と大いなる知恵つまり女性性と男性性の統合とも言えると思うのですが、そのきっかけとなったのは、お子さんの誕生と子育てであることでしょう。内から溢れるさまざまな感情や記憶が、かよさんの潜在意識ー深層意識に問わせたのでしょう、「本当は自分は誰なのか」「なぜそのような環境に生まれたのか」「どうしてそのような試練の道を歩むことになったのか」と。そこにアイデンティティや人生の意味を問う、出来事が起き、そうしてかよさんは、星に導かれ、魂に導かれたのでしょう。
カリキュラムを半分くらい進んだ頃でしょうか。かよさんの本来の姿ともいうべき、いま写真で見られるような雰囲気に、鮮やかに変容されたタイミングがありました。それがかよさん本来の姿だ!と直感したことを想いだします。女性性の癒し、男性性の癒し、そして男性性と女性性の統合というテーマは、現代の多くの人の共通のテーマでもあります。さらに、男性性優位の社会の中で、女性として生きること、また物質主義的な社会の中で、本質の姿を生きるチャレンジ。本質的な自己の両面の乖離を癒し、統合すること。それがかよさんが今世の家庭環境を選んだ意味だったのだろうと感じるわけですが、本当にしたいことをし、生きたいように生きる自由があること、自分らしく生きることを許可していい、そんなテーマを、かよさんには多くの人に伝えていただきたいな、と思うのです。
評価されることに重きがおかれすぎる社会のなかで、見落としてしまいがちな、日々の幸せ、喜び。捉え方、考え方を少し変えるだけで、ガラリと意味が変わる。人生、世界の見え方すら変化する。まさに今の時代のテーマですね。丁寧なてしごと、お菓子作りが大得意という一面ももつ、自然科学系のバックグラウンドをもつかよさんの、星と魂にじっくり向き合い、本質的自己を生きるための鑑定やガイダンス。ぜひ、受けていただきたいなと思います。